園だより愛光

 

【3月の聖書の言葉】 旧約聖書 イザヤ書43章5節

「恐れるな、わたしはあなたと共にいる。」

 

「月   の   心」

 昔から「一寸先は闇」と言われてきました。(わたしたちの人生が)「ほんの少し先のことも全く予知できないことのたとえ。」(『大辞泉』、小学館)です。これには、同意せざるをえません。わたしたちは自分の人生を振り返ると、何もかも願った通り、順調に過ごしてきたのではないことを知っています。思いがけない展開がいくつもあって、今に至っています。

2月26日に岩手県大船渡市で発生した山林火災は延焼が続き、この文章を書いている2月28日の報道では多数の家屋が焼失、犠牲者も出ているとのことです。大船渡市は14年前の東日本大震災で被災した町です。今回の山火事で被害に遭っている人々の多くが、東日本大震災の被災者でもあり、生き残った人々です。誰もこのような形で、再び別の災害に見舞われるなど予想もしておられませんでした。悲惨すぎます。まさに、人生「一寸先は闇」。

わたしたちは、この現実を他人事としてはなりません。わたしたちにも、また別の形かもしれませんが、これから先、思いもよらない出来事がいくらでも起こりえます。そうであれば、いま生かされているひと時、ひと時が大変貴重なものに見えてきます。

 イエス・キリストはある時、「あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる」と言われました(ヨハネ伝16章20節)。言葉を補えば、悲しいことは必ず起こるけれども、神さまが守り、慰めてくださって、そのうちに喜びの時がおとずれるという意味です。

 聖書には、「恐れるな、わたしはあなたと共にいる。」(イザヤ書43章5節)という言葉もありました。3月の聖書の言葉に選ばせていただきました。神さまがわたしたちと離れず共にいてくださるので、わたしたちは守られて、歩むことができるのです。だから、恐れることはありません。確かに、人生「一寸先は闇」が真実でしょう。しかし、神さまがわたしたちと共にいてお守りくださる限り、闇はただの闇ではありません。やがて光の差し込んでくる闇にすぎないのです。ある先輩牧師が教えてくださった言葉をわたしは胸に刻んでいます。「人生、一寸先は光」。

 難しい人生ですが、神さまに守られて、一寸先には光があることを信じ、勇気をもって共に歩んでいきたいと思います。                    (牧師・園長 平山正道)

 

 

 

トップページへ戻る