園だより愛光

12月の聖句

「神は愛です。」(ヨハネの手紙 一 4章16節)

「 月 の 心 」

 1月の聖書の言葉は、文語の聖書では「神は愛なり」でした。隠れキリシタンが、息をひそめて生きていた時代に、この言葉が彼らを慰め、励まし続けました。役人に見つかれば、奉行所に引き立てられて、踏み絵を踏まされます。もし拒めば、拷問です。仲間の誰かが転ぶと(キリシタンであることを認めれば)、芋ずる式にみんな捕まり、牢獄に繋がれました。
 そのような厳しい極限状況で、こんな単純な言葉が、人を力づけ、支えたのはある意味、奇跡です。「神は愛なり」が、それほど不思議な力を持っていたのはなぜでしょうか。それは、この言葉が繰り返し唱えられる中で、人々の心に響き、人々を励ましたからです。まず第一に、これは神さまの本質が愛であることをストレートに示しています。神さまは、人間を愛しておられるのです。現実がどんなに厳しくても、神様が愛ゆえに、苦しみを終わらせ、救い出してくださるとキリシタンたちは考えました。
 わたしたちにとっても、それは同じです。そしてさらに大事なのは、神さまが人間を愛してくださっているのであれば、人間同士いがみ合ってばかりでよいはずはないということです。わたしたちも人を愛す主体として生きることが求められます。これは大人だけの話ではありません。子どもも大人もみんなでそのように歩むのが、いつの時代にも変わらない課題です。そして、この世界が愛の溢れる、平和な世界になっていくように、みんなで力を尽くすのです。
 今年は、コロナ禍の苦しみがまだしばらく続くでしょう。それでも希望をもって、すべての人が安心して生きることのできる平和な世界の実現を夢見て、共に歩む一年にしたいと心から思います。どうぞ、よろしくお願いします。
愛光幼稚園に繋がるお一人お一人の上に、神さまのお守りと祝福がありますようにお祈りしています。
(牧師・園長 平山正道)

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