園だより愛光

3月の聖句

「いつも、あらゆることについて、
わたしたちの主イエス・キリストの名により、父である神に感謝しなさい。」
(エフェソの信徒への手紙 5章20節)

「 月の心 」

 「一喜一憂」の繰り返しがわたしたちの人生です。ふとした拍子に子どもが発した言葉に
嬉しくなって、うきうきした気分がしばらく続くことがあります。逆にほんの些細なことで、気持ちが落ち込み、それを引きずってしまうこともあります。わたしたちの心は本当に弱くて脆く、また単純な面があります。わたし自身がそのような、ある種おめでたい人間なのです。ただ、わたしは次のようなことを時々自分に言い聞かせています。
 それは、わたしたちにとって嫌なこと、苦しいこと、辛いことは生きている限り避けえないということ、そして、それらがあったからよかったといえる日が必ず来るということです。
わたしたちが日々経験する物事の意味は、すぐに明らかにされるものばかりではなりません。長い時が過ぎてから、やっと分かることもあります。
 ある大きな問題を抱えてしまった知人が、周囲の人々の親身な助けを得て、立ち直っていく過程を間近で見たことがあります。「もう生きるのがつらい、死にたい」と言っていた人が、今は前向きに楽しそうに生きています。
 病気になって初めて健康の大切さがわかり、健康オタクになった人を知っています。交通事故を起こしてから、二度と繰り返すまいと決心して、安全運転を人一倍心がけるようになった人がいます。みんな、辛い経験を乗り越え、そこに意味を見出しました。
 新型コロナウィルスによる肺炎の流行が、世界全体に暗い影を落としています。「濃厚接触」という嫌な言葉を毎日耳にしますが、幼児教育の現場は、その濃厚接触をしなければ何もできません。このウィルスへの警戒に最善を尽くしながら、何とかよい保育を行って皆さんの期待に応えていきたいと願っています。やがて、あの経験にも意味があった、不安で辛かったけれどもよかったと言える日が来ることを心から望んでいます。
 すべては神さまのもとから出たものなので、すべてに感謝をしながら生きるというのが、愛光幼稚園の保育の基本的な考え方です。年度末を迎えました。意味のある、よい毎日をご一緒に過ごしていきましょう。(牧師・園長 平山正道)

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