園だより愛光

4月の聖句

「あなたがたは神に愛されている子供ですから、神に倣う者となりなさい。」
(エフェソの信徒への手紙 5章1節)

「 月の心 」

 期待に胸を膨らませながら迎える新年度と今年はずいぶん趣が異なります。
 阪神・淡路大震災(1995年)の時は関東地方に住んでいましたが、困難な状況が続いている阪神地区のことを伝え聞いて、新年度を迎える時も暗い気持ちだったことを覚えています。新潟県中越地震(2004年)と新潟県中越沖地震(2007年)の際は隣の群馬県に住んでいたため、大きな揺れを経験し、被災した関係幼稚園や教会の救援ボランティアに励みながら、新年度を迎えました。東日本大震災(2011年)では、わたし自身が被災しました。あの時、宇都宮市内は震度6強、家の中は無茶苦茶になり、わたしの園では建物にも大きな被害が出ました。保育はもちろんできず臨時休園となり卒園式も4月下旬まで延期しました。これまでいろいろな困難を経験しましたが、すべて自然災害でした。今回は違います。
 この何とも言えない重苦しい雰囲気。目に見えず、触ることもできず、匂いもない、得体のしれない「新型コロナウイルス」。この言葉、昨年の秋が深まる頃、初めて聞きました。遠い国で起こっている他人事として。それがあっという間に、身近に迫ってきて、わたしたち自身の問題となり、世界中がこれほどの深刻な影響を受けることになるなどと、誰も想像できませんでした。
 別紙でご案内したとおり、愛光幼稚園は今のところ、いろいろな制約があり、対策を取らなければなりませんが、何よりも子どもたちの健やかな成長のために通常の保育活動を始めていきます。この園は100年を超える歴史を有していますが、当初より、聖書の教えを基本に保育を行ってきました。その中心的な教えは、今月の聖書のことばにある通り、わたしたち人間は「神さまに愛されている」という事実です。一人ひとりが神さまの愛の中に、育まれ、養われていることを、困難な現実の中でも忘れないでいたいと思います。この苦しみを克服して、みんなで笑い合える日が一刻も早く来ることを望み見ながら、しばらくご一緒に忍耐しながら歩みたいと考えています。
 ご家庭の上に神さまのお守りと祝福が豊かにありますようにお祈りしています。
園長 平山正道

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